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且緩々

且緩々は禅の言葉です。そのむかし、早く悟りを開こうと矢継ぎ早に質問を繰り返す弟子をたしなめるように、師匠である僧が「まぁまぁ落ち着いてのんびりじっくり行きなさい」という意味でこう言ったとか。読みは「しゃかんかん」です。

あわせて「閑坐聴松風」という禅語も添えました。「かんざしてしょうふうをきく」と読みます。意味は、雑念を捨て、静かに座ってただ松風の音を聴く。心が急いでいれば見過ごしてしまうことも、静かに座って心を澄ませば聴こえなかった音も聞こえてくるという意味。

速いばかりが能じゃありません。

じっくり時間をかけて取り組むことも能のうち。