「すいげつくうげ」と読む。水月は水に映った月、空華は目を閉じた時などに見える残像ようなものです。
どちらも実体がなく、人の感じる悲しみや苦しみも同じです。
たとえ見て感じていても、やがて消え去るものです。そんな実体のないものにいつまでもとらわれることはありません。
心理学では、自分のいる空間のイメ-ジを徐々に大きくしていくことにより、物事を俯瞰できるようになります。
例えば、自分の部屋から日本、日本から世界、世界から宇宙というように拡大していくのです。
悩みの本当の原因は、目の前で起きた事象ではなく、迷った自分の心が作り出しているのかもしれません。