雨滴聲 雨垂れの音を聴きながら、黙々と何かに勤しむ時間が好きです。 うるさいわけでもなく、かと言ってぜんぜん気にならないかというとそうでもなく。なぜか不思議と耳では追っていて、自分の鼓動を聴いているような安心感に包まれているというか。 雨滴の先に聴こえる首都高速の騒音は耳ざわりなのに、どうして雨垂れの音、波の音、風の音には聴き入ってしまうんですかね。有り体な言い回しですが、ヒトも自然の一部だからということなんでしょうか。 心月水月涼 広大