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ムラサキカタバミ

カタバミ科カタバミ属の、春~秋の野草。

名前からして分かる通り「カタバミ」の仲間で、5枚の花びらがつく花の形も、ハート形の三つ葉も11日目にご紹介した「カタバミ」と似ています。が、こちらはピンクに近い薄紫色で、花も葉っぱも大きめ。
花は1.5~2cm程度。葉っぱは花よりも一回り大きく、大きなものでは手のひらサイズに近いくらいになります。

ピンク色の花びらには赤いスジも入っていて、とても綺麗。
「イモカタバミ」にも似ていますが、あのショッキングピンクに比べてこちらは控えめなピンクというか、薄紫というか。目に優しくて美しいですね。

でもやっぱり、カタバミファミリー。とても繁殖力が強くて頑丈で、畑などに繁殖すると駆除するのはだいぶ手ごわいよう。イモカタバミと同じく根っこで増えていくのですが、球根的なヤツ(鱗茎と言う)が、引っこ抜いたりトラクターで耕したりするときにバラバラになってさらに増えてしまうんだとか!

そんな厄介なムラサキカタバミさんですが、もともとは江戸時代の終わりごろに観賞用として渡来。カタバミのところでも書いた通り、「オキザリス何々」という名前で園芸用に売られているカタバミさんたちも、何十年か後には「あちこちに蔓延って駆除が厄介!」と言われているかもしれませんね。

ムラサキカタバミの花言葉には「心の輝き」「喜び」などがあります。「心の輝き」はカタバミが仏具や真鍮の鏡などを磨くために用いられ、「鏡草」とも呼ばれたことに由来しています。

またスペインやフランスで、カタバミは「ハレルヤ」と呼ばれているため、そこから「喜び」という花言葉が生まれたそうです。