笑門来福
「笑門来福」の読み方は「しょうもんらいふく」で、「笑いの絶えない家庭には自然と幸福が訪れる」という意味があります。
「笑う」には「楽しく過ごす」という意味も含まれているため、「楽しく過ごせば幸福が訪れる」というニュアンスで用いられるのが一般的です。
なお、「笑門来福」はもともと家族や家庭に対して使われていた言葉ですが、近年では「笑いの絶えない人」といった個人に対して使われることもあります。
「笑門来福」の由来は、お正月の遊びとして知られている「福笑い」です。福笑いは目隠しをしたまま顔のパーツを輪郭の上に並べるゲームですが、たいていはうまくいかずに面白い顔が出来上がるので、見ている周囲の人は大笑いしてしまいますよね。
福笑いの輪郭は「おかめ」や「おた福」と呼ばれるもので、「福」をあらわします。そして「門」には「家庭」や「家族」という意味があり、ここから「福笑い」「家族が笑う」「家族の幸せ」とつながり、「笑う門には福来たる」という言葉ができたと考えられています。