遍界不曾蔵
「遍界」とは、すべての世界、世の中のことです。 「不曾蔵」とは、隠していない、ありのままそこにあるという意味の言葉です。
真実を隠すものは他でもない、あなた自身の疑いという名の眼差しなのです。 真実、知りたいことはそのまま表れているものなのです。 知りたいことがどうしても見えないのだとしたら、それは自分の目が曇っているから、心が違う方向を向いてしまっているからに他なりません。
人は疑い深い生き物です。 例えば残業を手伝おうかと言われても、何か見返りを求めているのではないかなどと疑ってしまいます。 その疑念を捨てて、正直にありがとうと言いましょう。 疑いの気持ちは相手に伝わってしまいます。
疑いなく世界を見つめれば、ものごとの本質にたどり着くことも、さほど難しいことではないと思います。 誰かが何かを隠そうとしていても、そこには「隠そうとしている」という事実が見えてくるはずです。
まずは、自分の中の疑いを取り除くことから始めましょう。
疑いのフィルターを外して真実を見抜くのです。