月白風清
初秋のころ、よく見かける句です。暑い夏も終わり、九月のある日、あくまでも澄み切った空に皎々こうこうと一輪の月が白く輝き、どこからともなく一陣の清風が吹き渡って、木々の葉を鳴らします。草叢くさむらからは虫の鳴き声も聞こえます。秋だなあ! 秋なんだ! この清涼極まりない風景を「月白く風清し」と簡単明瞭めいりょうに頌じゅしたわけです。
初秋のころ、よく見かける句です。暑い夏も終わり、九月のある日、あくまでも澄み切った空に皎々こうこうと一輪の月が白く輝き、どこからともなく一陣の清風が吹き渡って、木々の葉を鳴らします。草叢くさむらからは虫の鳴き声も聞こえます。秋だなあ! 秋なんだ! この清涼極まりない風景を「月白く風清し」と簡単明瞭めいりょうに頌じゅしたわけです。