無功徳
人は、良い行いをすれば、自分にとって良いこと
が起きると信じて、一生懸命にがんばる。
ただ、人によって時間差があり、自分の望んだ
結果が出るとは限らない。
そのときは、恨みの気持ちを持ったりする。
将来に目標を持つことは、達成したときは楽しいが、
その幸福感も一瞬である。
それに対して努力の過程は、長く辛いこともある。
仕事‧勉強の対極として、「遊び」がある。
遊びは、していること自体が楽しいのであって、
多少の努力を惜しまない。
将来に目標があるのではなく、している時間が楽しい
のである。
功徳という見返りを求めるためには、今という時間を
犠牲にしなければならない。
それより、現在を楽しむほうが良い。
執着せず、毎日を明るく楽しく過ごせば、物事が、
良い方向に行くのかもしれない。