好雪片片不落別処
[こうせつへんべん べっしょにおちず]なんと美しい雪なんだ。天地一杯に満ちている。 ふる雪のひとひらひとひらは、 たまたまではなく、落ちるべきところに落ちているではないか。
雪は空からひらひらとランダムに落ちてきますが、夜が明けてみると不思議と庭にまんべんなく降り積もっています。
自分はどこに向かっているのだろう、自分は何のために生きているのだろう。人生にはだれしもがそんな風に迷ってしまう時期があります。しかし、私たちの人生は不思議とそれぞれがそれぞれのやるべき仕事や立場に落ち着くものです。将来のことをあれこれ心配せず、目の前にある自分がやるべきことに一生懸命取り組めば、自然と自分のふさわしい場所にたどり着けます。