平常心是道
世の中の様々な出来事や自然事象によって、
日常生活が変わってきてしまいますし、
時代を経て、その中で世の中の変化というものは
必ずあるものですから、
結局は、人としての歩むべき道から外れない
ということは大事なことです。
そのために、当たり前のことを当たり前のこととして
行うにも、感謝の気持ちを込めたり、心を込めることが
大切になってくるのです。
「平常心是道」(びょうじょうしんこれどう)
という禅語があります。
一般的に私たちは「平常心」を「へいじょうしん」と
読みますが、禅語では「びょうじょうしん」。
そして意味も、「へいじょうしん」は
普段どおりに平静である心、と広辞苑にありますが、
「びょうじょうしん」はもう少し意味が深く、
あるがままの心で日常的に行っていることを
1つ1つ丁寧に行うこと、という意味になります。
四季を感じられる日本にいて、
その移ろいを美しく思い、
その自然の小さな営みにも感動する心を持ち、
人間としてのあり方を考えたとき、
やはり、1つ1つのやることに心を込めること
丁寧に行うために平常心を持つこと
忘れないでいたいと思います。