色即是空
すべて形あるものには実体がなく、
実体がないものこそすべての事物の姿である。
【色即是空空即是色】色は即ちこれ空、空は即ちこれ色なり。
あらゆる存在現象は生滅変化して
常住不変なる実体性がないのであり、
常住不変な実体性がないところから
あらゆる存在現象がありうる。
この世のすべてのもの「色」は、
原子によって形成されている
この原子は、さらに小さな素粒子で構成されている。
素粒子物理学の見地から、
あらゆるものには実体がないとされている。
私という肉体や、精神を分解した果てに
私という実体は存在しない。
しかし、
私も「空」であり、「因縁」によって、「色」となる。
そんなすべてが、うつくしい。