スーパームーン
5月26日はスーパームーンの日です。スーパームーンとは、1年のうちで月の中心から地球の中心までの距離が最も小さくなる満月のことです。月が地球に最も接近し、見かけの大きさが最大となる満月の愛称としてスーパームーンは親しまれています。(月自体が大きくなっているわけではないのでご注意。)
ただ、スーパームーンに科学的な定義はありません。スーパームーンという言葉自体は占星術に由来し、30年ほど前にアメリカの占星術家が提唱した言葉です。天文学とは別のところで発生した言葉のため、情報サイトによってはスーパームーンの定義が少し異なっている場合があります。
月と地球の間の平均距離は約38万4400kmのため、それより近くなったら接近していると言えますが、暦生活のコラムでは「満月が36万km以内で、地球に最も接近するとき」を条件にしています。ちなみに今日は、月と地球との距離が約35万7500kmになります。
スーパームーンのすごさは、多くの人に月を見るきっかけを与えてくれる特別感だと思います。月が宙にあることが当たり前すぎて、普段は月を意識しない人が多いかもしれませんが、よくよく観察してみると「あんなに明るかったっけ?」「1日経っただけで昇ってくる時間がこんなに変わるのか」と気付かなかった発見がたくさんあります。
お月様観察も面白いですが、何も考えずに月を眺めながら、なんだか疲れてしまった心を癒してみるのもおすすめです。お好きな飲み物を用意して、一息ついてみませんか。
一方で、スーパームーンのパワーを得て、今夜は元気に活動したいという人もいるかもしれませんね。羽目を外さない程度に、お月様の下で楽しく過ごしてみるのも良いでしょう。過ごし方は自由です。素敵なスーパームーンがあなたの街の宙に輝きますように。