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無明

「煩悩はあってもよし、なくてもよし」

無明は実在するものではない、お互いの本性は煩悩なぞあるものではない、スカッとした無心が、空(くう)が本性だとわかれば、煩悩はあってもいいではないか。こう徹すれば、煩悩があるのも、かえって人間味があっていいではありませんか。煩悩があってもよし、なくてもよし、こういう世界が空という世界ではないかと思うのです。

人間の存在の根底になる根本の煩悩、盲目的本能であり、これがあるために、人間は生、老、病、死の苦を繰り返すのであります。しかし、よく考えてみると、その無明というものも実は空ではないか。実在するわけではないのだ。