両亡 何かを決断するとき、選択を迫られたとき。物事に白黒つける二者択一の考え方は、ときに息苦しさや執着を生むことになります。どちらでもない曖昧さ、どちらとも決めつけない生き方を教えてくれるのが、「両亡」という禅語です。どちらでもいいと思える心の余裕をもつ、その大切さを教えてくれています。 薫習 随所作主 立処皆真