吟風一樣松 道には沢山の草花が露に濡れて咲いている。その側には様々な姿形の松が、風に吹かれて旋律を奏でている。 「差別と平等」とが相即しているのは生老病死人生も実相だろう。上っ面は相違するが、皆生きている事に変わりはない。 人間は小さな違いに目を奪われ、大きな同一性を忘れる事が多いが、平等に差別をみ、差別に平等をみる事が、偏らず囚われず拘らない生き方の肝なのだろう。 大機大用 不立文字