且緩々 昔々、少しでも早く悟りたくて、お師匠様に矢継ぎ早に質問をするお坊さんがいたそうです。お師匠様はまずは一言、「且緩々」と弟子をたしなめたのだとか。 「落ち着きなさい。慌てず、焦らず、ゆっくりと」こんな意味が込められています。 私たちも日々、少しでも早く良い結果をだそう、物事を早く片付けてしまおうと、焦る必要もないのについ気持ちが先走って空回りしてしまうことがありますよね。慌てふためく自分に気がついたら「且緩々」と心の中で呟いてみてください。 秋季彼岸合同法 放下著