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 修業道場の中で 参禅とは

参禅とは、禅宗の修行道場で雲水(修行僧)が老師と一対一で、禅問答をすることをさします。その禅問答(公案)の一つに「隻手音聲」というのがあります。両手を合わせて打てば、パンという音がするが片手だけをあげたのでは、何も音はしない。けれど、片手ではどんな音がするかというような問いかけです。その問いかけに対し、雲水は考え考え答えを探し出そうとします。参禅の時だけでなく作務、坐禅、托鉢すべて公案の事について試行錯誤(工夫)をし時を過ごします。何事もおろそかにできないのです。「動中の工夫は靜中の工夫の一千万倍なり」ともいい、雲水達は常に工夫をして道場で時を過ごしています。参禅のことは老師と一対一のことなので、あまり多くは申し上げられませんが もし御興味がありましたら道場の接心(1週間程の坐禅、参禅に徹することが出来る期間)に参加されては如何でしょうか。